なんか話したかったりすること

したい話だけをする

【ひとりごと】あなたも、ぼくも、さみしいときに

2023/7/27 サブブログよりサルベージ)

 

 

とにかく全部がつかれちゃった。というのが、この1ヶ月の私。

4月ごろから仕事が忙しくなって、家の環境も少し変わったりして、6月の終わりにメンタルを壊した。仕事をしながら涙が止まらなくて、会社に行こうとして靴を履いても玄関から出られなくて、病院に行ったら適応障害と診断された。1週間の休職を経て、今は少しずつ仕事に戻れるようにリハビリ中。理解と思いやりのある上司のおかげでなんとか頑張れているけれど、まだ精神の浮き沈みは激しいし頭の回転は遅いしちょっとしたことで悲しくなるし疲れちゃっている、低迷している。

8年間好きなあんさんぶるスターズも、この頃あんまり楽しくない。これはコンテンツの歩む道に私がついていけなくなりつつあるんだと思う。長いこと1番好きなジャンルだったし、お金も時間も愛もたくさんつぎ込んだから、微妙に距離のとり方を測りかねていて疲れている。

そんな中でも私を癒してくれたものはいくつかあって、ひとつが適応障害でも毎週レッスンに通えているバレエ。これだけは小さい頃から変わらない、大好きなものだ。ひとつが家にいるねこたち。5月にこねこの兄弟をお迎えしてからさらに楽しい。ひとつがずっと私のことを考えてくれている母。心身共に支えられまくっている。

そしてもうひとつが、BinTRoLLとじらいちゃん。

 

BinTRoLLは6人組のゲーム実況グループで、YouTubeを中心に活動している。出会ったきっかけは前に書いたから割愛するけど、転がり落ちるように好きが加速したのは去年の夏、コロナにかかった時だった。高熱で寝込みながら、ずっとBinTRoLLの動画を見ていたら癒されて、和んで、楽しくて、好きになった。あれから約1年、BinTRoLLにはずっと「楽しい」と「好き」の気持ちだけをもらっている。

今日のこの記事のタイトルは、昨日発売されたBinTRoLLのリーダーしるこさんのエッセイ本「ゆるぱにゃデイズ」の帯文だ。声優の後藤ヒロキさんが書かれている。普段さみしさを感じることは少ない方の私だけど、この文章を読んで、コロナで隔離されていた時期は心細くてさみしかったのを思い出した。その時にBinTRoLLに救われたなというのも。それでBinTRoLLにぴったりの言葉だなと思った。

今、疲れきっている私も、BinTRoLLに救われている。

 

なんでかっていうと、BinTRoLLは自分たちが楽しいことだけを目的に活動しているからなんだと思う。オタク歴10年以上、常になにかしらのコンテンツを好きな人生だけれど、どうしたってコンテンツの存続にはお金が必要だし、そこに集うファンもいろいろだから、大人になるにつれて透けて見えるものが多くて辟易しちゃうことが増えた。愛に溢れたコンテンツでも、大人の事情は付きまとう。それは仕方ない。わかってる。でも現実からの逃避のために追っているコンテンツで現実を感じると、嫌になっちゃう時もある。そんな時、利益よりも楽しいを追求するBinTRoLLは光に見えた。

あとBinTRoLLは、やりたくないことはしない、できる時にやるっていうグループなので、こっちも見れる時に見ようって軽い気持ちでいられる。今年で4年目になるグループなので過去の動画や配信はなかなか見切れなくて、夜の配信も途中で寝落ちてしまうことが多い。私はなるべく情報をいっぱい入れたいタイプのオタクなので、なるべくリアタイしたいし最速で知りたいクチ。でもBinTRoLLのことについては、もっと気楽にゆっくり見ていけばいいかって思っている。グループのゆるさに私も同調している。

BinTRoLLはファン(通称びんとろ民)の雰囲気もとっても良くて、推しのじらいちゃんがグループ加入の決め手にするほど優しい。もちろん新参の私に見えていない世界はあるんだろうけど、見えている部分、YouTubeのコメントとかメンバーへのリプ欄とかタグとかで見かける民の人々はみんな穏やかだ。BinTRoLLと同じように「楽しい!」「好き!」だけを言葉や態度で示している。素敵な界隈だなと思う。びんとろ民の友達は新しくできていないけれど、外から眺めていても気持ちいい。

 

BinTRoLLの中でも私はじらいちゃんというメンバーが好きで、推しているんだけど、とにかく人間として素晴らしい人だと実感している。先に挙げたしるこさんのエッセイでも同じように語られていて笑顔になってしまったくらい。

じらいちゃんはとにかくポジティブで明るい。そして優しい。難しいゲームをやっていても絶対にめげないし、むしろ逆境を楽しんでいるふしすらある。メンバーやリスナーへの気配りも素晴らしい。ありがとうって言葉をたくさん、たくさん伝えてくれる人だ。惹かれたきっかけは人狼ゲームでのサイコパスプレイで、なんて頭の良い人なんだ!と思ったところだけど、それだけでは表しきれないくらい、じらいちゃんの魅力はたくさんある。

言葉選びが丁寧なところ。常に楽しげなところ。何事にも一生懸命なところ。猪突猛進なようで冷静かつ慎重な面も見えるところ。家族のわんこを大事にしているところ。いつだって相手を尊重しているところ。リスナーが楽しめる努力を怠らないところ。メンバー思いで褒め上手なところ。誰かや何かの良いところを見つけるのが得意なところ。

配信の前には必ず告知をしてくれるし、見やすい画面づくりもしてくれる。現在時刻を画面に出してくれるの、寝落ちた時間を覚えておけばそこからアーカイブ再生をすれば良いのでとっても助かってる。そういう細かい気配りがほんとうに上手だ。

便宜上推し、と呼ぶことが多いけれど、人として心底尊敬していて、この人のように生きたいなとと思わせてもらっている。憧れ、かもしれない。

太陽のように輝いているわけじゃないけれど、誰の隣にもそっと寄り添って、一緒に笑ってくれる向日葵みたいな人。声を聞いてるだけで癒されて、笑顔になって、毎日ああこの人が好きだなって思っている。たまにコメントやスパチャをして読まれると嬉しいけど、その距離感で満たされている。健全な推し事をできてるなと思う。

 

BinTRoLLを、じらいちゃんを好きになって良かった。アイドルを追っかけてる時みたいな爆発的なエネルギーは生まれないけれど、ゆったりじんわり満たされて、今、私は疲れを癒している。

そろそろじらいちゃんの誕生日だし、1ヶ月後にはしるこさんのイベントにも行く。楽しみだなと思う。そのために生きられるな、とも。直近だと明日のじらいちゃんの配信が楽しみだ。今度は何を一緒に楽しめるんだろうとわくわくしている。

BinTRoLLに救われている人間がここにいる。とびきりのありがとうを伝えたくて、この文章を書いた。